周囲の目
障害を持つと、周囲から気の毒がられることが多いです。大抵の人は、私が視線を逸らしている時に義手側の腕を見ます。視線を戻すと相手は逸らします。そして私が視線を逸らすと、また見てます(笑)。健常者の方々は障害が珍しいんでしょう。最初は嫌でしたが、今では人が自分をどう観察しているか見るのが面白いです。
今では障害を自分の特徴として捉えています。得なのは、自分をすぐに覚えてもらえること。片腕の人なんて滅多にいないのですぐ覚えてもらえます。「あ~、あの片腕の○○さんね」なんて言われているのでしょう。それでもいいんです。自分と言う人間を覚えてもらえているのなら。